蚊に刺されると、大人と子供で腫れ方が違う?パニックにならないために解説!

夏になると、小児科外来には、蚊に刺されたという相談が増えます。
例えば、次のような相談が多いようです。子供が蚊に刺され、とても腫れています。
蚊に刺されると、大人よりも小さな子どもの方が強く腫れることが多いようです。
これはなぜなのでしょうか?
今回は、その理由を簡単に説明したいと思います。
2016年の国の調査では、蚊は44種類いると報告されています(実際には100種類以上いるそうです)。
これらの蚊の中には、人間を刺して吸血するものがいますが、吸血の際に蚊の唾液腺にあるタンパク質が皮膚に注入され、「アレルギー性炎症」を引き起こします。
蚊に刺されたときの反応には、大きく分けて2つのタイプがあります。
ひとつはすぐに起こる「即時型反応」、もうひとつは遅れて起こる「遅延型反応」です。
即時型反応は、刺されてから約20分以内に起こり、かゆみ、赤み、腫れなどの症状があり、最も重症です。通常は1〜2時間以内に治まります。
遅延型反応は、刺されてから約1日~1日半後に最も強く起こり、かゆみや赤みだけでなく、硬く熱を持った腫れが生じます。その後、治るまで数日から1週間ほどかかります。
生まれたばかりの赤ちゃんは、蚊に刺されてもあまり反応しません。その後、成長して幼児になると、遅れて反応が起こります。
そのため、幼児期、例えば1~2歳の子どもは、刺されてから数時間から2日程度で強く腫れる傾向があります。
小学校に入るころには、遅延型、即時型、あるいはその両方が発生することもあります。
年長児になると、即時型も遅延型も反応しにくくなります。つまり、大人では即時型が優勢で、子どもほど強く腫れない人の方が少ないのです。
蚊に刺されても、冷静に対処し、医師の処方を受けるか判断していきましょう。
今日は以上です。